近所で続く塗り替え工事を見ながら、Kさんが抱えていた「うちはまだ大丈夫かな」という不安

豊中市で外壁塗装を検討し始めるきっかけは、意外と「近所の工事」だったりする。今回ご紹介するKさん(51歳・豊中市在住)もまさにそのパターンだった。

お子さんが独立して夫婦2人暮らしになり、「これからは家のメンテナンスをきちんとやっておきたい」という気持ちが芽生え始めていた頃。ちょうど近所の同じような築年数の家が次々と足場を組み始めたのを見て、「うちも調べた方がいいのかも」と感じるようになったとのこと。

Kさんの自宅は築17年。見た目にはそこまで傷んでいる感じはしなかったそうだが、今年の春先、知り合いの紹介で株式会社アヴェールに連絡をくれた。

築17年の外壁に現れていた「白い粉」の正体

実際に現場を確認しに伺うと、外壁のあちこちにチョーキング(塗料が粉状になる劣化現象)が発生していた。手で壁を触ると、白っぽい粉が指につく状態だ。

Kさんは「壁が汚れているのかと思っていました。掃除すれば落ちるかなと」とおっしゃっていたが、これは汚れではなく、塗膜が紫外線や雨水によって分解されているサイン。放置すると防水機能が失われ、外壁材そのものが傷んでいく。

さらによく見ると、南面の壁には細かいひび割れも数カ所入っていた。今はまだ「ヘアクラック」と呼ばれる表面的なひび割れだが、放置すると雨水が浸入して下地まで傷むケースもある。コーキング(サイディングの継ぎ目や窓まわりに使う防水材)も、一部がひび割れて隙間が生じていた。

正直に言うと、「まだ大丈夫」と思っている築15〜20年の家でも、現場で見るとこういった劣化はほぼ必ずある。豊中市は住宅密集地で、排気ガスや近隣建物からの照り返しもあり、外壁の劣化が進みやすい環境でもある。梅雨の湿気と夏の強い日差しが交互にくる大阪北部の気候は、塗膜への負担が特に大きい。

Kさんが悩んだ「シリコンかフッ素か」という塗料選び

現地調査の後、Kさんから最初に出てきたのが塗料の話だった。

「インターネットで調べたら、シリコン塗料とフッ素塗料で迷っている方が多いみたいで。うちはどっちが合っているんでしょう?」

これはよく聞かれるんだが、簡単に言うと以下の違いがある。

  • シリコン塗料:耐用年数は10〜12年程度。コストパフォーマンスが高く、一般的な戸建てに最もよく使われる。
  • フッ素塗料:耐用年数は15年前後。初期費用は上がるが、次回の塗り替えサイクルが伸びる。長く住む予定の方に向いている。
  • 遮熱塗料:夏の室内温度上昇を抑える効果がある。南向きや日当たりの強い面への使用で効果が高い。

Kさんの場合、「子どもも独立したし、この家に老後もずっと住む予定なので、できるだけ長持ちするものを」というご希望だった。そのため、フッ素塗料をベースに、南面だけ遮熱塗料を組み合わせるプランを提案した。

気になっていた「足場費用込みでいくらかかるか」という本音の部分

塗料の話と並行して、Kさんが一番気にしていたのはやはり費用感だった。

「知り合いに聞いたら80万円かかったと言っていて、うちもそのくらいするのかな、と。正直、なかなか踏み出せなかったんです」

関西全域でリフォーム・リノベーション工事を手がけてきた経験から言えば、外壁塗装の費用は家の広さ・塗料グレード・足場の規模によって大きく変わる。目安としては以下の通りだ。

  • シリコン塗料(2階建て一般的な広さ):35〜50万円程度
  • フッ素塗料(同):50〜70万円程度
  • 足場費用:15〜20万円程度(上記に含む場合が多い)

Kさんの場合、フッ素塗料+コーキング打ち替え+遮熱塗装の組み合わせで、最終的な見積もりは60万円台に収まった。「ちゃんと説明してもらって、何にお金がかかっているかわかったので、納得して決められました」と言ってもらえた。

工事が終わって、Kさんに起きた小さな変化

塗装工事は約2週間で完了した。足場解体後、Kさんから連絡をいただいた。

「仕上がりを見た瞬間、主人が『全然違う家みたいやな』って言って(笑)。近所の方にも『きれいになったね』と声をかけてもらいました」

見た目の変化だけでなく、「梅雨前に終わったので、今年の雨が怖くなくなった」という言葉も印象的だった。長年、心の片隅に置いていた「そろそろやらないと」という漠然とした不安が、ひとつ解消されたということだと思う。

耐用年数15年のフッ素塗料を使っているので、次の塗り替え検討は65〜66歳ごろ。そのときにまた相談してもらえたら、という話もしている。

施工事例一覧もあわせてご覧ください。

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