築27年の外壁に現れた白い粉の正体
茨木市で外壁塗装を検討しているなら、まず自分の外壁を手でこすってみてほしい。白い粉がついてきたら、それはチョーキング(塗料が粉状になる劣化現象)のサインだ。
昨年秋、Tさん(32歳・茨木市)から連絡をいただいた。ご両親と3世帯で暮らす築27年の家で、「近所でも外壁の塗り替えが増えていて気になっていた」とのこと。ネットで株式会社アヴェールの施工事例の写真を見て、問い合わせてくれた。
実際に現場を見に行くと、状況はかなりはっきりしていた。外壁全面にチョーキングが出ていて、南面にはひび割れ(クラック)も数か所。コーキング(外壁材の目地を埋めるシール材)は痩せてひび割れており、雨水が入り込みそうな箇所もあった。「見た目が気になる」という段階ではなく、「雨水の浸入を防ぐ」という防水機能の面でも、そろそろ限界に近い状態だった。
「どの塗料がいいのか」より先に確認したこと
茨木市の気候と外壁の関係
茨木市は大阪でも北寄りに位置していて、冬場の冷え込みは高槻・枚方と並んでやや厳しい。夏は市街地のヒートアイランドの影響も受けやすく、外壁の温度変化が大きい。これが塗膜の劣化を早める一因になる。正直に言うと、同じ築年数でも南面・西面の外壁はかなり傷みやすい環境にある。
Tさんの家もまさにそのパターンで、南西向きの面の劣化が一番進んでいた。
コーキング打ち替えを先に決めた理由
塗料の話の前に、まずコーキングの打ち替えを優先することをTさんに伝えた。どれだけいい塗料を塗っても、目地のシールが切れていれば意味がない。コーキングを撤去して新しく打ち直してから、塗装に入るのが正しい順番だ。これはよく聞かれるんですが、「塗料のグレードより下地」というのが現場での基本中の基本。
3種類の塗料から選んだのはフッ素塗料だった
Tさんには、シリコン塗料・フッ素塗料・遮熱塗料の3つを提案した。
- シリコン塗料:コストパフォーマンスが高く、耐用年数は10〜12年程度。外壁塗装ではスタンダードな選択肢。
- フッ素塗料:耐用年数は15年以上が期待でき、汚れもつきにくい。初期費用はシリコンより高くなるが、長い目で見るとトータルコストを抑えやすい。
- 遮熱塗料:太陽光を反射して外壁表面の温度上昇を抑える。夏場の室内温度に影響が出る場合もある。
「両親も一緒に住んでいるので、次の塗り替えまでなるべく長持ちさせたい」というTさんの言葉を聞いて、フッ素塗料をすすめた。耐用年数15年という数字は、これから先のメンテナンス計画を考えると大きな安心材料になる。
施工の流れと費用・工期の実際
工事は足場設置から始まった。足場費用は塗装費用と別に発生することを最初に説明したが、Tさんは「見積もりに最初から含まれていたので、あとから驚くことがなかった」と言ってくれた。これも正直に言うと、足場を後から追加で請求するケースが業界では少なくないので、最初に全部出すのは当然のことだと思っている。
今回の施工概要:
- 施工面積:約150㎡
- 工期:8日間(足場設置・養生・コーキング打ち替え・下塗り・中塗り・上塗り・検査・足場解体)
- 使用塗料:フッ素塗料(上塗り2回)
- 費用:税込み約88万円(足場・コーキング・塗装すべて込み)
「家が10年若返った」とTさんのお母さんが言った
足場が外れた日、Tさんから写真付きのメッセージが届いた。お母さんが「家が10年若返った」と喜んでくれているということだった。
高槻市周辺で150件以上の外壁塗装現場を経験してきた経験から言えば、色選びで悩むお客様が多い。Tさんも最後まで迷っていたが、「既存の外壁より少しだけ明るいトーンを選んで正解だった」と施工後に教えてくれた。3世帯が暮らす家が、また新しい時間を刻み始めた感じがした。
外壁の塗り替えは「見た目をきれいにする工事」と思われがちだが、実際には雨水の浸入を防いで家を長持ちさせるための防水工事でもある。チョーキングやひび割れを放置すると、外壁内部への雨水浸入から腐食・断熱材の劣化へとつながっていく。茨木市で「近所でも塗り替えが増えてきた」と感じているなら、それはひとつの目安だ。
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