「膝が悪い母が来るたびに、階段が怖くて」──Kさんが増改築を決めた理由

枚方市で増改築を相談されるお客様の中に、今年の春先、44歳のKさんがいました。夫婦と小学生のお子さん2人の4人家族で、築39年の一軒家に暮らしています。

「母の膝が悪くなってきて、遊びに来るたびに玄関の段差と廊下の狭さが心配で。将来的には同居も考えているんです」とLINEで写真を送りながら相談してくださいました。

枚方市は淀川沿いの平地から生駒山系の丘陵地にかけて住宅が広がるエリアです。特に丘陵部の住宅は1970〜80年代に造成された分譲地が多く、Kさんのように築30〜40年の木造住宅で「バリアフリー化したいが、どこから手をつければいいかわからない」という相談が多い。正直に言うと、このパターンは関西全域でリフォーム・リノベーション工事を手がけてきた私たちが一番よく受けるご相談の一つです。

増築と改築、どちらが必要か──現場を見て初めてわかること

「増改築」とひと言で言っても、増築(床面積を広げる工事)と改築(既存部分を建て直す工事)では手続きも費用もまったく違います。

Kさんの場合、現地を確認したところ、増築は不要で既存の間取りを活かした改築で対応できると判断しました。具体的には玄関土間の段差解消、廊下・トイレの拡張、手すりの設置が主な工事内容です。

ただしここで確認が必要なのが建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)と容積率(敷地面積に対する延床面積の割合)。増築を伴う場合は建築確認申請が必要になるケースがあり、枚方市内でも用途地域によって制限が異なります。Kさんのケースは改築のみだったため確認申請は不要でしたが、「将来的に部屋を足したい」という場合は事前に確認しておく必要があります。

Kさんの工事でかかった費用の内訳──「なぜこの金額なのか」を正直に

これはよく聞かれるんですが、バリアフリー目的の増改築費用は工事範囲によって大きく変わります。Kさんのケースの内訳はこうでした。

  • 玄関段差解消・スロープ設置:約18万円
  • 廊下拡張・建具の引き戸変更:約32万円
  • トイレ拡張・手すり設置:約24万円
  • 諸経費・廃材処分費:約8万円
  • 合計:約82万円

廊下拡張が高めに感じるかもしれませんが、築39年の木造住宅は壁を動かすと断熱材の補強や下地のやり直しが発生しやすい。実際に壁を開けてみると予想より傷んでいることも多く、そのまま見て見ぬふりをするほうが長期的には高くつきます。安さだけを追うより、現状をきちんと直した上で仕上げる。それが結果的に「10年後に後悔しない」工事になると思っています。

介護保険の補助金を使って約20万円の負担軽減

Kさんが特に喜んでいたのが補助金の活用です。バリアフリー改修には介護保険の住宅改修費(要介護・要支援認定者が対象、上限20万円の9割支給)が使えるケースがあります。今回はKさんのお母様が要支援1の認定を受けていたため、対象工事分の費用から約18万円の補助を受けることができました。

また大阪府の固定資産税の減額措置(バリアフリー改修を行った場合、翌年度分の固定資産税が3分の1減額)も申請しています。補助金・減税制度は申請のタイミングや要件が細かいので、工事前に必ず確認しておくことをおすすめします。

3社から見積もりを取ったKさんが気づいたこと

Kさんはアヴェールに連絡する前に2社の見積もりをすでに取っていました。「金額の幅がありすぎて、何が違うのかわからなかった」というのが正直なところだったそうです。

実際に現場で見ると、安い見積もりには下地補強費が含まれていなかったり、廃材処分が別途になっていたりするケースが多い。「安い=お得」ではなく、何が含まれているかを比較することが大事です。見積もりを並べて項目ごとに確認していく作業、一緒にやりますので遠慮なく持ってきてください。

アヴェールについてもあわせてご覧ください。

迷ったときは現場を見てもらうのが一番早い

こういう話はネットでいくら調べても、実際に現場を見ないとわからないことが多いんです。アヴェールは枚方市エリアへの現地訪問も無料でやっています。

「相談だけでも大丈夫ですか?」という方、もちろんです。まずは☎ 080-5852-1671 か LINEで連絡してみてください。

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