「部屋が足りない」と気づいたのは、同居の話が決まった翌日だった
豊中市で増改築を考え始めるきっかけは、意外とある日突然やってきます。Nさん(63歳・豊中市在住)もそのひとりでした。
夫婦と小学生の子ども2人で暮らしていた築33年の一軒家に、今年の春先、親との同居が決まりました。「部屋は足りるかな」と間取りを改めて見渡して、「あ、全然足りない」と気づいたのがその翌朝だったそうです。
Nさんがアヴェールに連絡してきたのは、ネットで施工事例の写真を見つけたことがきっかけでした。「写真に写っている仕事の丁寧さが決め手だった」とおっしゃっていました。ご相談の内容は「増築か、それとも間取り変更か、どちらが正解かもわからない」というところからのスタートでした。
こういった相談、正直に言うと、春から夏にかけての時期に集中して入ってきます。新学期や人事異動の季節に、家族の変化が一気に重なるからだと思います。そしてNさんのように「何から手をつければいいかわからない」という状態で来られる方がほとんどです。
今回は、豊中市周辺での増改築の相談を多数見てきた経験から、よくある失敗事例とその回避策を3つに絞ってお伝えします。
失敗その1:「増築できる」と言われたのに、あとから建ぺい率でNGになった
豊中市では建ぺい率・容積率のチェックが特に重要な理由
豊中市は大阪府内でも住宅密集度が高いエリアのひとつで、敷地に対してすでにかなり目いっぱい建物が建っているケースが少なくありません。昭和後期に開発された住宅地では特にその傾向が強く、「見た目には庭がある」のに、建ぺい率(敷地面積に対して建物が占める割合の上限)の計算上はほぼ余裕がない、という土地が多いんです。
実際にあった話です。豊中市内のKさん(仮名)は、庭側に6畳の部屋を増築しようと複数の業者に相談しました。「問題ありません」と言ってきた業者もいたそうですが、いざ建築確認申請(工事前に市区町村へ提出する許可申請)を出す段になって、容積率(敷地面積に対する延床面積の上限)オーバーが発覚。増築ではなく内部の間取り変更に切り替えることになり、費用の見積もりからやり直しになりました。
アヴェールでは、増改築の相談を受けたら必ず最初に登記簿謄本と公図を確認し、建ぺい率・容積率の現状値を計算します。「増築できるかどうか」はプランの前に確認すべき前提条件です。現地を見る前に「できます」と断言してくる業者には注意が必要です。
失敗その2:安い見積もりに飛びついたら、工事中に追加費用が膨らんだ
築33年の家で「解体してみたら」が起きやすい理由
これはよく聞かれるんですが、築33年前後の木造住宅は「開けてみるまでわからない」部分が多いです。壁を解体すると断熱材がほぼ入っていなかった、床下を見ると束(つか)が腐っていた、増築予定箇所の基礎が想定より薄かった——こういった状況が実際に現場で次々と出てくることがあります。
豊中市内のMさん(仮名)は、増改築の見積もりを3社から取り、最安値の業者に依頼しました。当初の見積もりは約280万円。ところが工事が始まってから「壁の中に腐食があった」「基礎補強が必要」と追加費用が続き、最終的な支払い総額は460万円近くになったそうです。
安い見積もりが悪いとは言いません。ただ、初回見積もりに「既存部分の撤去・補修費用」や「想定外の下地補修」が含まれているかどうかを確認することが重要です。アヴェールでは、築年数や外観の状態から「開けたときに何が出やすいか」をある程度事前に想定し、バッファを含めた費用感をご提示するようにしています。35〜55万円程度の工事でも、下地の状態次第で変動する可能性があることを最初にお伝えするのが私たちのやり方です。
失敗その3:増築したら固定資産税が上がると知らなかった
増改築後に届く「家屋調査」の通知に慌てないために
増築をすると、その翌年に市から家屋調査の連絡が来ることがあります。増築した床面積が固定資産税の課税対象として追加されるからです。バリアフリー目的の改修など一部の工事は軽減措置の対象になりますが、居室を増やす増築はほぼ課税強化の対象になります。
Nさんも「税金が上がることは考えていなかった」とおっしゃっていました。私たちが相談を受けた際に固定資産税の増加見込みについても一緒に説明したところ、「知らなかったら驚いていたと思う」と言っていただけました。完成してから驚くのではなく、計画段階で把握しておくべき情報のひとつです。
なお、Nさんの場合は最終的に「1階の使われていない和室を洋室に変換し、2階に小さな増築をする」というプランに落ち着きました。増築部分の面積を最小限に抑えることで建ぺい率の問題もクリアし、親御さんの動線に配慮したバリアフリー仕様(段差解消・手すり設置)も組み込んだ形になっています。
「ちゃんとした業者に頼む」の基準をどこに置くか
関西全域でリフォーム・リノベーション工事を手がけてきた経験から言えば、増改築で後悔する案件の多くは「最初の確認が甘かった」という共通点があります。建築確認申請が必要かどうか、既存の建物の状態、法規制の確認——これらを丁寧にやる業者かどうかは、最初の打ち合わせの質でほぼわかります。
「現地を見もせずに電話口で金額を言ってくる」「建ぺい率の話が出てこない」「追加費用が出ても保証はできないと最初から言う」——こういった対応が出たら、一歩立ち止まって考えてみてください。
きちんと確認して、きちんと説明してくれる業者に頼めば、増改築は家族の変化に合わせた大きな選択肢になります。怖がりすぎる必要はありません。
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無理な売り込みは一切しません
アヴェールに問い合わせても、しつこい営業は一切ありません。現地を見て、正直にアドバイスするのが私たちのやり方です。
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